2006年 12月 14日
金融機関が慌しくなる前に、必要なことを済ませてしまおうと出掛けたが もう既に私ごときが考えることなら世間の皆様も同じように考えるのだというほど混んでいた。 路上では、オバチャン運転の車が下手くそに駐車違反で道を塞ぎ、 一車線を完全に占拠、その先には反対車線で同じようなことをしてくれるので 対向車と順々に道を譲り合いながらジグザグ運転して駐車場へ入らなければならない。 その駐車場も障害者スペースでさえステッカーなしの車が2台停まっているのだから出庫車が出れば我先にと頭を突っ込む混みようだった。 建物から一番離れたところにどうにか自分の車を押し込んで最低限のことだけ済ませて戻る。 車に乗り込み、ミラーを定位置に戻すと、端っこの方に四足の小さなものが斜め後方で動いていた。 猫にしては歩き方が楽しそう。ぴょんぴょんと嬉しさを体にあらわしているような感じ。 といっても車の影に隠れて体全体を拝むことはできない。もしかして犬? こんな殺気立った駐車場であんな小さな犬がひょこひょこ出てきたら轢かれちゃう可能性は高いなー。 私の頭より行動は素早かった。ドアを開けてそちらへ向かっていたのだ。 その犬はトイプー、色はグレイ。駐車のために頭から突っ込んで少しづつ前進したり後退しながら切り替えししているオバサンドライバーの車の横でぴょんぴょんしているのだ。 「あぶなーい、こっちおいで」と言おうとした時そのドライバーがドアを開けて出てきた。 チラッと私を睨みながら、その犬を従えてというか、勝手気ままに歩かせて郵便局の方へ歩き出した。 その犬は2メートルから3メートル、オバサンの前を歩いてみたり、近くまで戻ってみたり。 動き出そうという車がいてもお構いなしに連れ歩いている、もちろんリードなんて持ってない。 追いかけていって説教たれようか、どうしようか散々迷った。 でも、できなかった。 こんな自分が情けない。 あの子がいつまでも事故に遇わずに、天寿を全とうできますように。
by elvisjade
| 2006-12-14 15:31
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